新月の夜がカギ!「夏の夜の昆虫観察会」を開催しました!
7月26日(土)の
「新月」の夜に
「夏の夜の昆虫観察会」を行いました
今年も、滋賀むしの会の武田 滋先生にご協力をいただき、
参加者「29名」を迎えての開催です
まず、はじめに集会ホールに集まり、武田先生の日頃の活動や、
昆虫を観察する上での注意点や、
トラップ(わな)の種類や仕方を教えていただきます。
先生のお話をしっかりと聞いたあと、能登川博物館前庭に行き、
いよいよ昆虫の観察に入ります。
文頭でも紹介した通り、7月26日の新月の日に開催
その理由を説明すると…
新月=月が出ていない。すなわち、光が隠れている。
昆虫=光のあるところに集まる習性をもつ。(月の光を頼りに位置情報を得る。)
この日の、お月さまが出ていない間に、人工的に光を発し
昆虫を集まりやすくします。昆虫を観察するのには、「新月」が絶好の日と言うことです。
《ライトトラップ》光で昆虫をおびき寄せます。
「ナトリウム灯」→オレンジ色の光なので、昆虫が集まりにくい。
「ブラックライト」→虫の感じる波長の光が短いので、昆虫が集まりやすい。
昆虫観察開始早々…今年も「セミのふ化」を
観察することができました!
成虫へと成長を遂げようとするふ化するセミの姿は、
次々と色を変え何度見ても神秘的です
さて!
セミはなぜ、夜にふ化する傾向にあるでしょう…
正解は、天敵であるカラスやアリの活動している昼間を避けて、
天敵が活動していない夜にふ化をするからです。
セミの他にカブトムシやクワガタも発見
合間に、地域学芸員さんからいただいたスイカを食べていただきました
その食べたあとのスイカを木の下に置き、えさで昆虫をおびき寄せます。
《ベイトトラップ》カブトムシやクワガタをおびき寄せるのは、バナナがおすすめ
他にも、カミキリムシ・トンボ・バッタ・コガネムシ・カメムシ・ゴミムシが観察できました!
「ゴミムシ」とは、普段あまり聞きなれない虫ですが、「カメムシ」よりにおいがきついそうです
「ゴミムシ」は段階によってにおいの強さが違って、
比較的弱いにおいを発するときは、仲間をよぶ「集合」を現し、
強いにおいを発するときは、「警戒」を現すそうです。
昆虫によって、位置情報の伝え方が異なり、
例として、カメムシ・ゴミムシなら「におい」
スズムシなら、「音」
ホタルなら「光」で存在を伝えます。
ホタルと言えば、この時期に、能登川博物館でも
まだ、ホタルを確認することができました
武田先生より、昆虫のいろいろなお話をしていただき、
みなさんが昆虫に関する新しい発見ができ、普段あまり目にしない
昆虫の姿を観察できたことと思います
夏はまだまだ、続きます
今回参加できなかった方も、
夜の昆虫観察をしてみませんか
能登川博物館
http://www.town.notogawa.shiga.jp/default.html
こちらもご覧下さい☆↓↓↓
もっと知りたい!東近江市(東近江市の学習施設・博物館の情報サイト)
http://www.tanken-n.com/ho/index.phptp://www.tanken-n.com/ho/index.php
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