夏の夜の昆虫観察会を開催しました!

能登川博物館

2015年08月14日 11:45

8月8日(土)に「夏の夜の昆虫観察会」を
21名の参加者を迎えて開催しました!


今年も武田滋先生(滋賀むしの会)と能登川博物館地域学芸員さんに
協力していただき、光を頼りに集まってくる昆虫や
夜に活動する昆虫についてお話をしていただきました
こんな感じで、光をあえて青くしているのは、
昆虫は青い光を認識しやすいからです


反対に、赤っぽい色は光を認識しにくく、
トンネルの光が赤っぽい色なのは、
昆虫を寄せつけないようにするためだからだそうです


先ほどご紹介したように、今年も昆虫に詳しい方々を
お迎えしていますが、参加してくれた、子どもさんも
本当に私たちがびっくりするぐらいに、昆虫に詳しい
「小さな昆虫博士さん」がいたりもします
昆虫とふれあう機会も多いのか
昆虫網の使い方もすごく上手です

夜に昆虫観察をすると、お昼間には観察できない
すてきな光景を目にすることもできます





セミのふ化の瞬間を観察することができました
ふ化途中のセミはとってもデリケートで
体力を消耗しているときなので、懐中電灯や、
フラッシュをあてると体の表面が乾燥して、
あまりよくありません
今回は、みなさんに昆虫観察の様子を知ってもらうために
少しだけ撮影させていただきました
それはそれは感動的な、小さないのちの営みでした

かわって、お昼間になると、こんなにたくさんの、
セミの抜け殻があります

木の上を見渡すと、見事成虫となったセミさんが、
元気よく夏の空を盛り上げてくれています

セミの他に今回、夏の夜の昆虫観察会で確認できた昆虫は、
トンボやチョウやコガネ虫、カゲロウ、トビケラやオサムシなどほか
たくさんの昆虫を確認することができました

立秋を迎えたとは言え、まだまだ、暑い日が続きます
涼しくなってくる夜に外に出ると、普段はなかなか出会うことのできない
昆虫にあえるかもしれません





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