夏の民具体験を開催しました!
8月20日(土)午後に能登川博物館 (東近江市山路町)で
「夏の民具体験」を開催しました
(取材:湖国とりびゅぬ、滋賀報知新聞)
民具体験(昔の道具を使う体験)は、
年間を通して、夏・秋・冬と3回あります
「夏」の民具体験は、蛇(じゃ)車・
竹の水鉄砲・ヨシ舟つくり
3つの体験をご用意
今回も「昔の暮らし体験サポーター」さん、
そして、博物館学芸員実習生や
インターンシップでお勉強にきている
大学生のお兄さんやお姉さんたちも
子どもたちに民具の使い方や、
遊び方を教えてくれました
夏休みシーズンなので、
夏の昔の遊びとして、
竹の水鉄砲・よし舟を…
そして昔の道具としての「蛇(じゃ)車」は、
「足踏み式水車」と言って、 昭和40年代頃まで、
琵琶湖沿岸にある能登川地区でも使われていた、
水路から田んぼに水を汲みあげる
道具で今で言うポンプのような役割を担う
「じゃ車」の体験をしてもらいました
水が豊かな「能登川地区」
ならではの道具ですね
能登川地区周辺にお住まいの方は
もしかすると、お蔵や物置小屋に
「じゃ車」が眠っているかもしれませんね
【じゃ車体験のようす】
今は蛇口をひねったり、レバーを動かすだけで、
簡単に水がでますが、
じゃ車は全身を使うので、真夏の暑い日差しの中の
水のくみ上げはたいへんな重労働だったのです
【ヨシ舟遊びのようす】
こちらは、琵琶湖の「ヨシ」の葉を使った、
ヨシ舟遊びのコーナーです
ヨシは琵琶湖(伊庭内湖)より
当日、採取してきました
自分で作った舟が上手に流れると、
うれしくてつい何個もヨシ舟を作った思い出が
よみがえります。
みなさん上手に作っていました
【竹の水鉄砲の射的のようす】
竹で作った水鉄砲は、
今の時代の水鉄砲のように
水をいれて溜めておくタンクもなければ、
フタをする栓もないので、
上手に水をいれて、
水がこぼれてしまわないように発射し、
標的のひょうたんやペットボトルをたおす工夫が必要です
大学生のおにいさんも
体をはって遊びにきてくれた子どもさん
たちを楽しませてくれました
道具を使って作業したり、おもちゃで遊ぶにしても、
今の時代と比べてずっと労力や工夫が
必要とされていたということが、
遊びながら学んでいただけたかと思います
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