能登川博物館のブログ

能登川博物館では、今年も昔なつかしい「水鉄砲」・「ヨシ舟」を楽しむ『夏の民具体験』を開催します。

今回は展示でのご紹介となる「じゃ車」(足踏み式水車)は、昭和４０年代頃まで湖東平野では、高低差のある水路から田に水を汲み上げる際に用いられました。
現在は、簡単ににポンプなどで水田に水が汲み上げられていますが、１反の田んぼに水を汲み上げるのに、およそ１時間もかけて漕いだのです。
「じゃ車」を用いるときには、汲み上げる水量、速度を調整することが大切でした。
「じゃ車」の仕組みを間近で見ながら、当時の農家の方々の苦労と生活の知恵を想像していただければと思います。

また、今ではあまり見られなくなった竹製の「水鉄砲」の射的や、琵琶湖ならではのヨシの葉で作る「ヨシ舟」作りなど、昭和の懐かしい夏の季節が感じられる体験を企画しています。

昨年の夢中になって遊ぶ子どもたちの様子

「温故知新」という言葉通り、昔の道具にこめられた知恵や工夫、苦労などに気がつき、地域の自然環境にもふれてみませんか？

■■■「夏の民具体験」

■開催日：平成３０年８月１８日（土）

■時間：１３：３０～１６：００の間、いつでも自由に体験していただけます。

■場所：能登川博物館前庭

■参加費：無料　（当日受付）
※ぬれても良い服装、または、着替えやタオルをお持ちください。

■開催日までの休館日：月曜日・火曜日

■問合せ：東近江市能登川博物館（東近江市山路町２２２５）
　　　　　　　　　　　　　ＴＥＬ　0748-42-6761、IP 050-5801-6761


暑い夏に冷たい水辺で昔なつかしいおもちゃや民具の体験、とっても気持ちがいいですよ！
時間内であればいつでも参加することができますので、ぜひお気軽にご参加ください。