能登川博物館のブログ

　7月５日（土）～６日（日）の２日間に渡って、
「昔の麻糸ちょこっと体験」を開催しました！

【１日目】<苧（からむし）の収穫・苧（お）引き（参加者１４名）

コースターの原料となる苧（からむし）を収穫しに、
市内の川沿いへ移動しました。
この時、お天気が心配されましたが、雨が降らずに
コースターが作れるぐらいの充分な量を収穫できました！

　
今年も、苧（からむし）はコースター作りができるぐらいに、いい具合に成長していました



取材に、東近江スマイルネットさんがきてくださいました

能登川博物館へ戻り、収穫した苧（からむし）を館前庭に
流れる小川に浸してから、苧（からむし）の表皮をそぎおとします。

この作業を苧（お）引きと言い、
手間をかけて、表皮をそぎおとした分だけ、白い繊維がでてきます

１日目はここまでで終了。

干して、次の日のコースター作りにそなえます


ご参加いただいたみなさんお疲れさまでした

【２日目】<麻のコースター作り（参加者２７名）

前日に作った、麻苧（あさお）を使っていよいよコースター作りです

隣あっているたて糸と糸の間に
麻苧(あさお)を交互にくぐらせていくと
麻のコースターができます。


このコースター作りは、機織り機のしくみとほぼ一緒なので、
麻布作りのちょっとした体験になります

麻布作りに比べると、まだお手軽ですが、
それでも、子どもさんのは特に根気のいる体験だったと思います

楽しみながら、東近江の伝統産業の一端を知っていただけたことと思います。