能登川博物館のブログ

ハグロトンボやナツアカネが泳ぐように飛んでいるこのごろ。
博物館のお庭では、虫取りにはげむ子どもたち（と付き添いの大人）の姿が、朝に夕に見られます。

８月２３日（日）の午後は、夏の民具を体験しませんか。
今年も、「じゃ車」・「水鉄砲」・「ヨシ舟」を楽しみます。


昨年の様子：ヨシ舟を見守るふたり

「じゃ車」は足踏み式の水車です。
現在は、簡単ににポンプなどで水田に水が汲み上げられていますが、昭和４０年代頃まで湖東平野では、高低差のある水路から田へと「じゃ車」を用いて水を汲み上げていました。
１反の田に水を汲み上げるのには、およそ１時間かかりました。

「じゃ車」を操るには、汲み上げる水量、速度を調整することが大切です。
実際に体験する中で、当時の農家の方々の苦労と生活の知恵を感じていただけると思います。

ほかにも、今ではあまり見られなくなった竹製の「水鉄砲」の射的や、琵琶湖ならではのヨシの葉で作る「ヨシ舟」を作って水辺に浮かべてみます。


「温故知新」という言葉のとおり、昔の道具にこめられた知恵や工夫、苦労などを知るとともに、地域の自然環境にもふれてみませんか。


■■■「夏の民具体験」

■開催日：令和２(２０２０)年８月２３日（日）

■時間：１４：３０～１６：３０の間、適切な距離を保ちながら、体験していただけます。

■場所：能登川博物館前庭

■参加費：無料　
※ぬれても良い服装、または、着替えやタオルをお持ちください。

■開催日までの休館日：月曜日・火曜日

■問合せ：東近江市能登川博物館（東近江市山路町２２２５）
　　　　　　　　　　　　　ＴＥＬ　0748-42-6761、IP 050-5801-6761


時間内であればいつでも参加することができます。お気軽にお越し下さい！